スタッドレスタイヤ 冬タイヤ選びは難しい

スポンサーリンク

もうすぐ冬の季節

月も変わりもう11月。

朝晩の気温も10度以下になるのもしばしばです。

北国ではもう冬支度の準備をしないといけません。

車も夏タイヤから冬タイヤに替えないといけない。

そんな中ですが、その冬タイヤを買い換える時期が来ました。


スポンサーリンク

冬タイヤの寿命

冬タイヤの寿命は色々とあり一つはタイヤのゴムの硬化。

そして年数とプラットフォームの減りです。

タイヤの硬化は硬度計があればある程度は判断できますが、

指で触って硬さを判別も可能です。

年数ですが、中には10年も履き続けて履きつぶす強者もいますが基本的に3年から5年です。

その頃にはプラットフォームもそれなりに減ってくるので判断は容易だと思います。

ただ、冬タイヤを履いたからって山が無くなるまで使えると思ってる方も中には居ます。

それは大きな勘違いで実際には5.5mmまでが冬タイヤとして使える範囲でそれ以下は夏用として使うしかありません。

冬タイヤ選びは地域によって全く違う

では、冬タイヤを選ぶ時はどうすればいいのか?

これは地域によって違います。

全く雪というものが降らない沖縄でBLIZZAKはあまりにも無駄だし北海道や東北、信越でオールシーズンタイヤなんて自殺行為というよりテロレベルのこと。

その住んでる地域で選ぶ必要があります。

北海道、東北、北陸、信越、北関東方面なら凍結、圧雪路面に強いタイヤ。

京都から佐賀県の日本海側、東京含む南関東、中京方面であれば積雪路面重視のタイヤ。

関西から九州の太平洋側ならオールシーズンタイヤorウインタータイヤと住んでる地域でチョイスしたほうがいいでしょう。

ただし、スキー場や雪山、温泉地などへ行く場合は北国同様の性能のタイヤにすべきです。

スタッドレスタイヤは全世界のタイヤメーカーで生産されています。

日本市場ではブリジストン、横浜、ダンロップ、ファルケン、トーヨータイヤ、台湾のナンカン、韓国のハンコックタイヤ、アメリカのグッドイヤー、イタリアのピレリ、輸入車特にメルセデス・ベンツに多いですがドイツのコンチネンタル・・・。

様々なタイヤメーカーで出ています。

しかし、日本の道ならその国を知り尽くしたタイヤメーカーのタイヤを選んだほうがいいかと思います。

ここからは主要なタイヤをざっと紹介します。

ブリヂストン BLIZZAK VRX2 ブリザック ブイアールエックス2

61AyqE 1WyL SL1074

ブリヂストン2017年発売のモデルです。

綾瀬はるかさんのCMでもおなじみのスタッドレスタイヤですね。

ブリザックシリーズは北海道や北東北主要5都市での装着率が16年連続No.1と圧倒的な実績があります。
やはり世界シェアNo.1タイヤメーカーだけあって人気も信頼も厚い印象ですね。

今回のVRX2は前モデルのVRXとくらべて様々な面で進化しています。

しっかり止まる、曲がる

新たなゴム素材「アクティブ発泡ゴム2」とトレッドパターン(接地面の形状)により、今まで以上によく止まり、よく曲がるようになりました。

VRXと比べて氷上ブレーキは10%の短縮に成功しています。

ブリザックは氷上の水膜を取り除く吸水タイプのゴムを採用しており、さらにゴムの接地性を高めることで氷上・雪上ともに非常に安心感のある走りを実現しています。

さらに静かに

スタッドレスタイヤではあまり言及されなかった快適性能を追求している点も今回の大きな特徴です。

静粛性能が向上し、車内でも走行音が今までよりきになりにくくなっています。

ブリジストンのスタッドレスタイヤはBLIZZAKの前身のホロニック時代から使っていて今現在、軽トラックのスタッドレスタイヤでも使用していますが、とにかくタイヤのノイズはうるさい部類ですが、ここが改善されているのであれば安心ですね。

さらに長持ち

今までどちらかというと減りが早い印象があったブリザックシリーズ。

前モデルに比べ22%摩耗ライフが向上し、ロングライフな商品となっています。

値段と感想

やはり値段は高いです。しかし、20インチまである豊富なサイズと安定の雪道、氷上性能を考えると致し方無いかもしれませんね。

出来れば値段を横浜並になってくれればお財布も嬉しいんですが・・・。

ヨコハマタイヤ iceGUARD6 アイスガード6プラス

TOP

2017年発売のアイスガードシリーズ最新モデルです。

従来のアイスガードのコンセプト

「氷に効く」
「永く効く」
「燃費に効く」

に加え、

「ウェットに効く」
「音に効く」

を搭載し氷雪性能はもちろん濡れた道路でもしっかりグリップするスタッドレスタイヤです。

タイヤの溝パターンや素材を一新し氷上制動性能、ウェット制動性能が向上したほか性能の持続性、低燃費性能もレベルアップしています。

また静粛性にも配慮しパターンノイズとロードノイズを大幅に低減していてあらゆるシーンで快適に過ごせそうですね。

氷に効く

新たに開発した「プレミアム吸水ゴム」とパターン設計により氷上性能は前モデルのアイスガード5プラスよりも更に15%向上しています。 これはスタッドレスタイヤの中でも一二を争うレベルであるといえます。

急制動だけでなく、凍った路面でのカーブもしっかりと曲がることができるというのは安心につながります。

永く効く

タイヤの「柔らかさ」はスタッドレスタイヤの命とも言えます。 なぜならゴムが固くなってくると氷の面にしっかりと食いつくことができず制動がままならなくなってしまうからです。

アイスガードシリーズの大きな特徴としてこの柔らかさが永く続くことがあげられます。

4年経っても性能をキープさせ続けることが出来るというのもまた他の製品と比べても優秀だといえます。

燃費に効く

従来スタッドレスタイヤは転がり抵抗が大きく、サマータイヤと比べて燃費が悪くなりやすいとされていました。 このアイスガード6はこの点を解消し、同社の低燃費タイヤ「ECOS ES31」と同レベルの転がり抵抗としています。

低燃費ラベリング制度ではECOSの燃費評価は「A」ですので、燃費の改善にも非常に期待が持てると思います。

ウェットに効く

スタッドレスタイヤが本来苦手とする雨の時などの濡れた路面でもしっかりと制動するというのがこのタイヤの特徴のひとつです。

ウェット性能は他メーカーのスタッドレスタイヤではあまり触れられてこなかった部分でもあります。

雪の日だけでなく、雨の日の高速道路などでも安心して車に乗れるというのはとても良いですね。

音に効く

前モデルに比べてタイヤの発する音(パターンノイズ)が33%低減され、車内での快適性がアップしています。

普段使いでも遠出でも快適に乗れるかどうかというのは重要な指標です。

これもまたうれしいポイントです。

値段と感想

値段はBLIZZAKよりも若干安いのでこちらを選ぶのもいいかと思います。サイズもBLIZZAKと同様で20インチまであります。性能はもはやBLIZZAKと僅差です。

MICHELIN ミシュラン X-ICE3+ エックスアイス スリープラス

Maxresdefault

2017年発売のスタッドレスタイヤです。

前モデルX-ICE3のマイナーチェンジという位置付けですが、性能は大幅にレベルアップしています。

大きく変わったのはゴムの素材です。

氷面再生ゴム「Mチップ」というものを採用したことにより、氷面にある水膜を除去し密着するようになっています。

これにより前モデルのX-ICE3よりもアイスブレーキは4.5%短く止まることができるようになりました。

また50%摩耗した状態でもしっかりとスタッドレスタイヤとしての性能を持続させることができるという点が特徴的です。

摩耗時のブレーキでは11.5%短くなり大きく性能が向上しています。

今回比較するタイヤの中では唯一、回転方向が決まっているタイヤです。

回転方向指定のタイヤは排水、排雪が効率的に行えるというメリットがあります。

しかし、一方ローテーションしづらいというデメリットもあります。

フランス発祥のミシュランはヨーロッパ車の剛性感のある足回りによくマッチするタイヤであると言えます。

速度記号もほとんどのメーカーのタイヤが「Q(160km/h)」であるのに対して「H(210km/h)」「T(190km/h)」となっています。

高速走行時の安定性に期待がもてるタイヤであると言えます。

なお、スタッドレスタイヤの研究・開発・テストは日本の気候や路面環境に合わせるため国内で行っています。

国内で最初にスタッドレスタイヤを発売したミシュランの長い歴史と技術は安心感に繋がります。

値段と感想

ここ数年東北地方でも評判が上がっているミシュランですが値段はそれなりに高いです。後、サイズも限られているのもマイナスポイントですね。

GOODYEAR グッドイヤー ICE NAVI 7 アイスナビ セブン

Img lp

アメリカのグッドイヤーが2017年に発売したアイスナビシリーズの新しいスタッドレスタイヤです。

ブリザックやアイスガードとは違い密着系のゴムを採用しています。

雪面や氷面へのゴムの密着効果と新しいトレッドパターンのひっかき効果で前モデルのアイスナビ6に比べて氷上でのブレーキ性能が7%アップしています。

特にアイスナビシリーズは特に雪上での性能が高いイメージがあります。

今回の新しいトレッドパターンにより確実に雪をつかむことが出来るようになり、雪上でのブレーキ・発進性能が向上、これまで以上により安定した雪上走行を実現しています。

また、転がり抵抗が前モデルより4%低減し、燃費も良くお財布に優しくなりました。

ただし他社のように低燃費タイヤとの性能比較には言及されていませんので、どれほどの性能なのかは比較ができません。

他のメーカーのスタッドレスタイヤとの違いとして非常に特徴的なのが左右対称パターンを採用としているという点です。
ここ近年のスタッドレスタイヤは左右非対称のパターンを採用するのがある種のトレンドとなっていました。

このアイスナビ7のように左右対称のタイヤの利点は偏摩耗時にローテーションしやすいところにあります。

片減りしてしまってもIN・OUTを変えられるので小まめなメンテナンスにより長くタイヤを使うことができます。

ロングライフ&左右対称パターンの採用で他メーカーのタイヤと比べても長く使い続けることができるというのは大きなメリットだと言えます。

値段と感想

値段はネット販売なら相当安いですね。南関東〜九州方面ならこれでいいかと思います。

北国で戦えるかは不明ですけど。

TOYO TIRES トーヨータイヤ Winter TRANPATH TX ウィンタートランパス ティーエックス

Img 011 e1503480457977

スタッドレスタイヤとして唯一ミニバンなどの「ハイト系専用」として発売されている商品です。

サマータイヤではミニバンにはミニバン専用タイヤを装着することが当たり前のようになっていますが、スタッドレスタイヤではこの商品しかありません。

ノアやVOXY、アルファード、ステップワゴンなどのミニバンはもちろんのこと、ハリアーやエクストレイルような背が高めの都市型SUVなどにもおすすめです。

背が高いハイト系の車はセダンやコンパクトカーとくらべてふらつきやすくカーブ時に外側にふくらみやすい傾向にあります。

このスタッドレスタイヤはハイト系特有のふらつきを抑え、アイス性能と操縦安定性を高次元で両立したタイヤです。

ゴム素材は定評のある同社のオブザーブ・ガリットギズと同じものを使い「吸水」「密着」「ひっかき」という三つの角度からアプローチしています。

吸水

ブリヂストンのブリザックVRXやヨコハマタイヤのアイスガード5プラスのようにタイヤ内に細かな穴を作り、氷上の水を吸水します。

これによりアイスバーンなどでも滑らずに走行できるようになります。

密着

ダンロップのウィンターマックスやグッドイヤーのアイスナビ6のように氷上に密着するゲルがタイヤに含まれています。

氷点下でもゴムが柔らかい状態を保ち、しっかりとグリップすることで氷上性能を高めています。

ひっかき

鬼クルミの殻をタイヤのゴムに混入し、直接氷をひっかきます。 この鬼クルミの殻を使うのはトーヨータイヤのお家芸とも言えます。

これらによってウィンタートランパス ティーエックスは前モデルのWinter TRANPTH MK4α(ウィンタートランパス エムケーフォーアルファ)よりも氷上での制動は12%短縮しています。

値段と感想

値段はグッドイヤー程では無いけれど安めです。

しかし、東北地方ではあまり良い評判を聞かないのが事実です。

DUNLOP ダンロップ WINTERS MAXX02 ウィンターマックスゼロツー

Odu1809180211 2

2016年発売のダンロップのスタッドレスタイヤです。

2017年にはCUV対応のサイズが新たに発売されています。

ウィンターマックスゼロツーは「超密着ナノフィットゴム」というゴム素材を採用しています。

ゴム全体は剛性を残したまま、マクロレベルで見ると接地面のみ柔らかくするという方法で、氷に密着させてグリップ力を高めています。

また「MAXXグリップパターン」という新しいトレッドパターン(接地面)設計を採用し接地面積を増加させています。

特徴的なのはロングライフと打ち出している摩耗性能の高さです。

二つ前のモデルであるDSX-2と比べ約1.5倍長く使うことができるとされています。

メーカーカタログ上にはそれぞれ13,000km走行時のタイヤの写真が乗っていますが、その差は大きいですね。

また、新採用の軟化剤「しなやか成分」で4年後まで氷上ブレーキ性能が落ちずに利くとうたっています。

燃費性能としては同社のEC203(AA)とEC201(ラベル無し)の中間としての位置付けです。

低燃費性能としては「A」~「C」くらいであると予想されます。

値段と感想

値段はそれなりに安いです。実際、ダンロップのWINTER MAXX01を履いていましたが、日常域では何ら問題は無いんですがミラーバーンやブラックアイスバーンだと不安がありましたね。

まとめ

以上で一通りまとめてみましたが、やはり北国ならブリジストンと横浜、東京含む南関東から九州ならそれ以外のタイヤでいいかと思います。

ただ、それらのタイヤに履き替えたからといって調子に乗ってはいけません。

状況は刻々と一変するのでとにかく慎重な運転を心がけるようお願いします。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

よろしかったらここを押してくれれば幸いです。

投稿者プロフィール

Masa-0328
Masa-0328
Masa-0328です。
5年ほどトヨタのKP61、AE86、AE92と経てスバル車へ。
GC8インプレッサWRXを2台。BL5レガシィ2.0Rと所有して今現在はスズキスイフト1200ハイブリッドAWDに乗っています。


本ブログでは、愛車の整備記録と気になる新車情報、車関連ニュース。
新車、代車試乗インプレッションを中心に投稿したいと思います。

It is ROUTE-339.
After about 5 years with Toyota's KP61, AE86, AE92, he went to Subaru.
Two GC8 Impreza WRX. I own the BL5 Legacy 2.0R and am currently riding the Suzuki Swift 1200 Hybrid AWD.


In this blog, maintenance records of your car, new car information you care about, and car-related news.
I would like to post mainly on new car and substitute car test drive impressions.